自分のホームページを作る最大の目的は、ネットを通して多くの人々とつながることです。多くの人とつながることで、ブログであれば、人々に自分の意見を伝えたり意見をもらったり、ショッピングサイトであれば、人々に商品を提供する機会が増えます。そのためには、自分のホームページを多くの人に見てもらうことは、目的を達成するための重要な手段となります。SEO対策とは、この目的を達成するための手段の一つです。本編では、自作ホームページ向けに行う効果的なSEO対策について説明します。

SEO対策とは?

  1. グーグルの検索結果で上位表示されるようにする。
    • SEOとはSearch Engine Optimaizationの略で、グーグルの検索エンジンに検索されやすいように最適化することです。つまり、グーグルの検索結果で上位に表示されるようにすることです。
    • グーグルの検索で上位にあれば見てもらえる可能性が高くなります。
  2. 自分のホームページに適切なキーワードを含ませる。
    • まず上位に表示される以前に、検索にひかっかる必要があります。そのためには検索のキーワードがホームページに含まれていることが前提です。
    • グーグルにはどんなキーワードが検索に利用されているか調べる機能があります。その機能で自分のホームページに適したキーワードを選択します。
    • 選択したキーワードを自分のホームページに含ませます。
  3. コンテンツの質を上げます。
    • SEO対策は、前述したとおりあくまでも手段です。自分のホームページの目標は、見る人にとって価値があるコンテンツを提供することです。
    • グーグルの目標も検索したい人に、価値のあるホームページを上位に表示することを目指しています。そのため、グーグルでは、検索エンジンを常に進化させています。最近はAIを利用した検索エンジンですので、コンテンツが価値がないのにSEO対策だけ重点的にやっているようなサイトでは、逆にグーグルの評価を下げます。
    • つまり、最も優先するSEO対策とは、良質で見る人に価値のあるコンテンツを作ることです。

自作ホームページ向けSEO対策

現在は、SEO対策を提供するサービスが多くあります。しかし、自作ホームページでは時間もお金もあまりかけられないのが現実で、簡単で効果的なSEO対策が必要となります。本編では効果的で簡単にできる4つのSEO対策について説明します。

  1. 検索キーワードの選定
    • 検索されるためにはキーワードにヒットしなければなりません。自分のコンテンツにマッチしており、検索されやすく、競合の少ないキーワードを決めることがまず最初です。
  2. 検索キーワードを含んだコンテンツの作成
    • 自分のコンテンツにそのキーワードを多く含めることが重要です。この時、コンテンツの質を落としてはいけません。
  3. SEOを最適化できるプラグインの導入
    • プラグインを使えることがWordPressを利用している利点です。プラグインによりサイトマップ、メタタグの設定、内部リンクの最適化などが行えます。
  4. リンク対応と非インデックス化
    • 自分のサイトが、多くリンクされたり、不要なページや情報の古くなったページを非インデックス化、つまり、グーグル検索の対象外にしておくことも重要です。

検索キーワードの選定

キーワードの選定が大変重要です。キーワード選定のポイントは3点です。

  1. 多くの人が検索として使っていること
    • まず自分のコンテンツから思いつくキーワードを選び出し、Google Trendでそのキーワードがどれくらいの頻度で使われてるかを確認します。あまり使われていないようですと『ここに表示するデータはありません』と出てきますのでキーワードの候補としては適していません。
    • キーワードとして多く使われていると、一週間でどれくらい利用されたかが表示されます。表示数の見方は、いろいろできますが、毎週数十回以上は検索されているキーワードであるのと、一過性ではなく、長期にわたって利用されていることが重要です。
  2. 競合しているサイトが少ないこと
    • キーワードとして多く使われているものは、競合サイトも多いと考えるべきです。そこで、そのキーワードからより細かい分類にしていきます。さらに、細かい分類にしたら、見たい人が望んでいる具体的な内容を付加します。
    • 例えば、『音楽』というキーワードはあまりに一般的過ぎます。そこで、音楽の中でも『ギター』に絞るといったように詳細化していきます。また、『ギター』だけでも、キーワードとしては、まだ広いので、『ギターの弾き方』など、具体的な行動を付加したり、『格安ギター』といった具体的な条件を付加します。
  3. 自分のコンテンツとマッチしていること
    • 上記の1,2でキーワードを選定します。そのキーワードがコンテンツとマッチしていることが重要です。コンテンツとマッチしていないと、コンテンツの内容がずれてしまい、質の悪化につながります。
  4. 留意点
    • キーワードは複数持たせることも可能です。量も多いコンテンツでは複数のキーワードを持たせ、検索される可能性を上げることもあります。しかし、その場合もメインのキーワードとサブのキーワードにして階層化することが、コンテンツの内容をわかりやすくします。
    • ブログなどでも、複数のテーマについて書きたい場合があります。その場合は、各テーマごとにメインのキーワードを持つようにします。
    • ホームページのコンテンツが増えてきたら、キーワードも多くなりますので、キーワードも整理して管理することをお勧めします。

検索キーワードを含んだコンテンツの作成

  1. タイトルにはキーワードを含める
    • タイトルは、Googleのインデックス(辞書)に登録されますのでキーワードは含めるべきです。
  2. タグにキーワードを使う
    • タグもGoogleが検索する際に利用する可能性が高いのでキーワードを含めます。
  3. 本文には多くキーワードを使う
    • 本文には内容がおかしくならないぐらいまではキーワードを含めるようにしましょう。
  4. 検索した人が満足する内容であること
    • コンテンツがキーワードに一致していれば、そのキーワードで検索した人は、そのコンテンツに出会えて満足するはずです。逆に、そのキーワードで検索した人が満足いく内容を書くようにしましょう。
    • この考え方は、Googleが意図していることと一致しています。Googleのお客様はホームページを検索する人です。それらのお客様を満足させるコンテンツは、Googleの評価も上がり、検索順位も上がっていきます。

SEOを最適化できるプラグインの導入

WordPressで作った自作のホームページではいろいろなプラグインが利用できます。SEO対策のプラグインも多くあり、ニーズに合ったSEOプラグインが利用できます。ここでは、SEOプラグイン利用の考え方を説明します。

  1. 人気の高いプラグインを選ぶ
    • SEOに関するプラグインは多くあります。しかし、プラグイン選定の基本は人気の高いものを選定します。人気がなく実績が少ないものはプラグインの開発をやめてしまう可能性がありますので注意しておく必要があります。
    • 自分のホームページのWordPressとバージョンが合ったプラグインを選定します。バージョンがあっていないとトラブルの原因になります。人気の高いプラグインは常に最新のWordPressに対応していますので、自作のホームページも常に最新のものにしておくことが大切です。
    • 具体的なプラグインとしては、『SEO Press』、『Yoast SEO』、『ALL in One SEO』、『Slim SEO』などがお勧めです。『SEO Press』は日本語対応もしっかりしており使いやすいです。『Slim SEO』は簡単さに徹底しています。
  2. プラグインで実施すること
    • XMLサイトマップの作成: グーグルはサイトの検索をするための辞書を作ります。その辞書には各サイトのサイトマップが含まれます。そのため、各サイトでサイトマップがあればグーグルがそのサイトマップを辞書に含めやすくなります。
    • メタタグの設定:グーグルは検索用の辞書に各サイトのキーワードを登録します。メタタグはその辞書に登録されます。そのため、メタタグには必ずキーワードを入れることです。
    • 内部リンクの最適化:グーグル検索ではリンクが多いページは評価が上がります。だからと言って、意味もなくリンクを張ると逆に利用者が使いにくくなり評価を下げかねません。そこで最適な内部リンクを示唆します。
    • 上記以外もページ高速化やキーワードの登録など、いろいろ機能があります。
  3. その他のプラグイン
    • SEO対策としてスマホの高速化は重要で、そのことに特化したプラグインも多くあります。AMOなどのキーワードで検索すると出てきます。
    • SEOとは少し違うのですが、集客という意味ではSNS拡散は重要となります。SNS対策やメルマガ機能などのプラグインも多くあります。

リンク対応と非インデックス化

  1. リンク対応
    • 先にも述べましたが、リンクされているページは評価が上がります。特に外部にリンクが張られていることは重要です。しかし、簡単には外部にリンクを張られるのは難しいので、ホームページの仲間ができたら、双方納得した上でリンクを張り合うようにして、輪を広げていきましょう。
  2. 非インデックス化
    • ホームページのコンテンツが増えてきたら、不要なページや情報の古いページも増えてきます。そういったページはグーグル検索では評価を落とす原因になります。削除するのがよいのですが、情報によっては残したいページもあります。そういった場合、非インデックス化、つまり、グーグルの検索対象外にします。非インデックス化は、プラグインやテーマに機能が付いていますので、その機能で不要なページを非インデックス化します。

まとめ

SEO対策について以下の内容を説明しました。

  1. SEO対策とは
    • 一言でいうと『グーグル検索での表示を上位にすること』です。そのための対策は、いろいろなものがあります。ここでは簡単で効果的な4つSEO対策を説明しました。
  2. 自作ホームページ向けSEO対策
    • 検索キーワードの選定
      • Google Trendを利用しながら、多くの人が検索に使っている、競合サイトの少ない、コンテンツにマッチしたキーワードを選択することが重要です。
    • 検索キーワードを含んだコンテンツの作成
      • コンテンツに、キーワードを適切に入れること、特にタイトルにはキーワードを必ず入れることが重要です。
    • SEOを最適化できるプラグインの導入
      • WordPressで作成した自作ホームページであれば、いろいろなSEO対策プラグインを利用できます。これらのプラグインでXMLサイトマップ作成、メタタグの設定、内部リンクの最適化などを行います。
    • リンク対応と非インデックス化
      • 機会があれば外部に自分のホームページのリンクを張ってもらうようにしましょう。
      • 不要なページや情報の古いページはグーグルの評価を落とす可能性がありますので、削除しない場合は非インデックス化します。


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