私たちは小学校のころから歴史を学んできました。しかし、その学びは歴史的な事実と因果関係(これらも私が学んだ当時と今ではだいぶ変わってきていますが)の暗記に重点があったように思います。これら歴史の事象に対する議論や意見は学校での評価が難しいため、軽視されていたように思います。
ドイツのビスマルクの言葉に、『賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ』というものがあります。個人が実際に経験できることは限られています。時間だけ見ても人生100年時代となった今でさえ、可能な経験は100年間ですが、日本史だけ考えても縄文時代から1万年以上の時間があります。ここに、実際は人数がかけ合わさるのです。 そして、ここでの”学ぶ”ということは事象を覚えること言っているのではなく、歴史を鏡に現在の課題を考えたり議論して解決することだと思います。
当然のことながらこの考えや議論に正解はありません。しかし、その結果、課題の認識が深まったり、よりベターな解決策を確実に生み出せるものです。つまり、この歴史・経験を参考に考えたり議論したりして解決に向け努力するという実践こそが『歴史を学ぶ』ということであると思います。
このブログでは歴史から今の問題について小生の意見を述べたいと思います。独善的になるかもしれませんが、そこはご容赦ください。
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