明日、自民党の総裁選があります。ほぼ出来レースのような総裁選でしたが、それでも若干政策論争があり、現在の日本の課題がいろいろ見えてきて、マスコミの報道で多くの国民がその課題を意識するようになったと思います。主な課題は、役所のIT化、地方創成、外交、アベノミクスを含む経済問題などなどです。　しかし、これらは新型コロナの発生で顕在化した課題でもあり、次の総裁＝首相は今回討論した内容から全力で取り組んでいく必要があると思います。

こういった課題は利害関係者が多く絡んでいるため、なかなか正解は難しいと思いますが、いろいろ議論することによりベターな方策を見つけたうえで進めていくことになると思います。そういう意味では今回の総裁選は、大変短い期間でしたが貴重なものであったのではと思いました。

総選挙では与野党の議論となりますが、こちらは原則論や単純な批判が争点となってしまい、今回のような現実の課題に対する論争はあまりない傾向があると思います。もうすぐ行われる総選挙では野党も現実的な課題に対して具体的な議論が行えるようになることを希望します。